フロービジネスよりストックビジネスを好む私ですが、今日はそんなストックビジネス型の企業である日本空調サービス(4658)より配当金を頂きましたので、ご紹介します。
日本空調サービス
東証1部上場で、空調設備等のメンテナンスを主としています。
メンテナンスだけでなく、維持管理、設備診断、環境診断も行ってくれる、言わば建物設備のトータルサポート的な感じの企業です。
フロービジネスとストックビジネスの違い
世の中のビジネスは大きく分けて2つあります。それはフロービジネス型とストックビジネス型。一体何が違うのか?
携帯電話を例にあげると、携帯本体を売って利益を出すのがフロービジネスで、一度売ったらはい終わり。
一方、携帯の修理や、 毎月の通信料で利益を出すのがストックビジネスで、ユーザが使い続ける限りほぼ決まった収益が見込める。電力・ガス・通信業あたりが代表例。
ストックビジネスを私が好む理由ですが、
- 収益が損益分岐点を超えれば、そこから先収益は投資にガンガン回せること
- 景気に左右されにくいこと(安定した収益が見込める)
があります。
私は「増やすことより減らさない投資」を心がけるようにしているため、ストックビジネスタイプの企業を多くポートフォリオに組み入れるようにしています。
日本空調サービスの業績
今回はこんな感じの報告書を頂きました。
利益は順調に伸びているようです。
当期は売上、利益ともに過去最高を記録したとのこと。大型病院の案件が大きく寄与しているようです。
受託施設別の売上高比率を見ると、病院及び研究施設関係、特殊建築物、製造工場の写真の点線で囲まれた特殊環境の建物が大きく牽引していますね。
ここで特殊建築物とは何か?という疑問がわきますが、公式HPを見ますと、
- 最高裁判所
- 東京メトロ
- 成田国際空港
- 関西国際空港
- 核融合科学研究所
(2015年3月期決算説明会資料より)
と、思わず「うお・・・っ!」と、言わずにはいられない有名所が並んでいます。
確かに特殊だ。
また、受託している施設には商業施設もあり、
- デックス東京ビーチ
- みなとみらい諸施設
- 中山競馬場
- ナゴヤドーム
- 阪神競馬場
- ハウステンボス
といった施設も受託しているようです。大型の所が多いですね。
配当性向は50%を目標に!
会社としては配当性向を2018年の3月期までに50%を目標にしているようです。
配当金が増えるのは私としては非常に嬉しいのですが、利益の半分を放出してしまって会社の今後の投資に回せる分が減ってしまうのが少し心配です。
それだけ安定期に入ったということでしょうか。
ちなみに今回頂きました配当金は1株あたり15円でした。
日本空調サービスの株価と指標
(ヤフーファイナンスより引用)
日本空調サービス(4658)の主要な指標(2015/7/5日 時点)
現在株価は結構高くなってしまい、手を出しづらい状況にあります。
ただ、PERや配当利回り、そしてストックビジネス型企業という点を考慮すると、まだ買える範囲内かな?という印象も受けます。
というか、2013年頃まで放置され過ぎでしょう・・・。いくらでも買い増しのチャンスはあったのに今になって慌てる私・・・。いかんいかん。後悔先に立たずです。
そういうわけで私は欲しいと思った銘柄は安いと思ったら全力でいくようにしています!!
資産運用のパフォーマンス測定―ポートフォリオのリターン・リスク分析
- 作者: 砺波元
- 出版社/メーカー: 金融財政事情研究会
- 発売日: 2000/08
- メディア: 単行本
- クリック: 16回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
それでは、また。