皆さん、お久しぶり!ランダムぽてとです。
6日発表されたの米雇用統計では、失業率が5.0%に改善した事から為替が大きくドル高に動きましたね。米国の利上げがまた一歩近づいた感じがします。
市場は利上げを既に織り込んでいる可能性はありますが、実際に利上げとなると新興国に向かっていた投資マネーが米国へ向かい、今度は新興国を発端とした世界同時株安が起こる可能性があります。
いや~世の中、心配すればキリがないですな。あっはっは(笑)
会計リテラシーをつけよう
経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ (光文社新書)という山根節さんの本を読みました。
この本は財務3表を自分できちんと読み、企業分析が出来るようになりたいという目的で購入しました。感想ですが、投資をやっている人、やっていない人関係なく、ビジネスマンや会計に少しでも興味のある人は是非ページをめくって欲しい。
世の本屋には沢山の会計の本が並んでいます。
しかし、それらの本はBSやPL表などをどう作るかといった事に重点が置かれ、その出来たものをどう経営判断に活かしていくかまで書いてある本は多くありません。
この本は、まさに私が求めているその辺が書いてある本でした。
私も一応簿記2級程度の知識はありますが、恥ずかしながら実際に公開されている企業の財務諸表を見て、ここがこうだから会社の状況は今こんなだろうなーとぼんやりイメージすることは出来ても、じゃあこの先どうしたら会社を良い方向へもっていけるの?と問われた時に言葉に詰まる状況です。
会社の状況をイメージ出来るようにする
投資をする上で、会社の言わば通信簿である財務諸表を見て、速攻で会社の今置かれている状況をイメージ・理解し、決断出来ないという事は投資家として致命的です。
「ドンブリ勘定のすすめ」という本のサブタイトルにもあるように、この本はそこまで深く会計自体には触れません。そのため非常に読みやすいです。
アバウトだけれども重点を置いて財務諸表を読む方法や、注意事項の説明が書いてあります。それに加えて、実際に武富士やセブンイレブン、トヨタ自動車、ソニーなどの財務諸表を例に挙げ、表のどこに注目し、その数字を紐解く事で見える経営の実態を解説してくれます。
なるほど!そう読んでいけば良いのか~!!と納得しながらどんどん読み進められました。目からウロコが落ちるとはこの事か。
頭を使う練習問題も
また、本の第5章では「行列が出来る程人気なのに何故か資金繰りに困るケーキとパンのお店」の話が練習問題として登場します。
何故行列が出来るほど繁盛しているのに資金繰りに困るのか・・・?
という不思議な問題。
解説もありますが、まずは自分でBS、PL表を眺めてみて「ひょっとしたらここが原因なんじゃないかな」と考えてみて下さい。そうすることで解説がグッと面白くなりますよ。
経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ (光文社新書)
- 作者: 山根節
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/03/17
- メディア: 新書
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