ちわー。ランダムぽてとです。
ウェルズ・ファーゴ(ティッカー:WFC)は米地銀の連合体で、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットのお気に入り銘柄でもあります。保有している人も多いのではないでしょうか。
実は私もその1人。
そんなWFCから配当金を貰いましたので紹介したいと思います。
「キンリ、キビシサ」マシマシでっ! あいよっ
2016にウェルズ・ファーゴ(WFC)の従業員不正問題が明るみに出ました。
顧客に無断で口座開設した問題で違法行為があるとの指摘を受け、WFCの株価が暴落した事を覚えているでしょうか。今思うと絶好の買い場だったのですが。
世界の主要銀行はリーマンショック後から少しづつですが業績回復してきました。しかし各国で業績回復はしてきたものの、最近の日本や欧州をみると低金利が長期化し、マイナス金利を導入している始末。一方で米国は利上げするぜ!と意気込んでいたものの、当初期待されていた利上げペースは厳しいとの見方が出ています。
こうした銀行の収益力が低下する厳しい環境の中、高く設定された目標を達成していかなければならない金融機関でこうした問題が起きてしまったのは必然なのかなとも感じます。
さて、そんな不正問題はウェルズ・ファーゴの業績にどのように影響したのでしょうか。
意外に底堅いウェルズ・ファーゴの業績
(データソース:morningstar)
2016年は不正問題が起きたにもかかわらず、業績は底堅い印象を受けます。ただし、金融業なので金融危機には非常に弱いです。
安定したウェルズ・ファーゴの配当状況
(データソース:morningstar)
2016年は1株あたり利益は前年の4.12$から3.99$へ低下したものの、配当は1.48$から1.51$へと増配となっています。配当性向も37.4%と例年通り。不正問題の影響は思っていた程大きな影響にはなっていない印象を受けます。
ちなみに今回頂いた配当金は1株あたり0.38$でした。
ウェルズ・ファーゴの収益性
(データソース:morningstar)
収益性をみる営業CFマージンは10年平均で27.54%となっています。
(私は20%~を長期保有に適した優良企業と考えています)
ただ、2012~2013年が68%と異常値ともいえる数字なので、これを考慮しないとすると10%後半と考えておくのがいいでしょうかね。
不祥事でウェルズ・ファーゴに影響はあったのか?
もう少し詳しい資料何かあるかなーと探していたらウォーレン・バフェット研究家の東条さんが営業不祥事の影響について記事にされていました。
ウェルズ・ファーゴの2016年の決算において東条さんは以下の点に注目しています。
- 平均貸出金、平均預金、純金利マージンは順調に推移
- 収入(売上高)は少し上昇
- 1株当たり純利益及びROEはやや下落
不正問題を受けて顧客離れが進んでしまうかな?と私も心配していたのですが、本業は順調で現在株価もここ10年の高値水準まで回復してきています。
ウェルズ・ファーゴの株価
(googleファイナンスより)
株価:58.3$
配当利回り:2.59%
PER:14.62
やはり優良企業の株価暴落時は大きなチャンスです!
株価が下がった時に悲しむのは間違いだという事を改めて考えさせられます。
私は長期投資スタイルなので、株価が上がれば資産価値が増えて喜び、また逆に株価が下がれば安く買増せると喜びます。考え次第では、倒産以外は株価が上がろうが下がろうが、どちらに転んでも長期投資家には喜びしかないのです。
私が長期投資スタイルで資産を運用する理由の1つです。