未来の世界
未来はどうなっているのだろうと、ふと考える事がある。
自分はどんな仕事をして、何をしているのだろうか。
自動車は未だに道路の上を走っているし、永久機関もまだ完成していない。
自分の身の周りで大きく変わった事といえば、会社のほとんどの同僚の携帯がスマートフォンになってしまった事くらいだ。
今朝、ニュースを見ていて、驚きの記事が載っていた。
オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」702業種を徹底調査してわかった | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]
私が驚いたのは、今まで言われてきた「単純労働者」だけではなく、ビックデータの活用とセンサーによる認識能力を組み合わせる事によって、「知的労働者」の仕事までもがロボットの進化によって失われる可能性があると指摘していた事だった。
これは困ったね。完全に無職になりそうな予感がしますね。
記事を読み進めていくと、更に驚く内容が書かれていた。「バクスター」という名のロボットに関するものである。要約すると、以下のような内容だ。
汎用ロボット「バクスター」君の力
- 人間の作業動作パターンを覚えさせれば作業を自動的に行える
- 「バクスター」の値段は約2万ドル(約210万円)ほど
- 現在の産業用ロボットは平均して10万~15万ドル
もう・・・・おわりぃ~だねぇ~ 君がちいs(略)
どこかで聞いたような歌詞が頭をよぎります。まずい!!
これは将棋じゃ完全に詰み一歩手前の状況だ!
・・・大丈夫。まだ慌てる時間じゃない。
このBlogの名前を思い出せ。そう!New Market Creationだ!
仕事が無くなるなら作ればいい!市場を創造するんだ!
ということで、前置きが長くなりましたが、ロボットが人間に取って代わるかもしれない近未来に備え、ビジネスを考えます。
ロボットが娯楽を求める時代
近未来、人間様より賢くなってしまったロボット様。
恐らく奴等は自律思考型になっている。1秒間に○○○兆回の演算を実現し、ほとんどの意思決定を行えるようになっているはずだ。
世界政府の意思決定を行い、ありとあらゆる物事の決断にはロボットの意思決定が欠かせない時代になっており、人間はロボットに対して足を向けて寝る事が出来ない程だ。
だが、そんなロボットにも娯楽を求める者が誕生する。
ロボットが求める娯楽とは
人間は、楽しい経験や話を聞いても時間が経つと忘れてしまう。
しかし、ロボットは人間のようにしばらくすれば忘れるなんて事がなく、お笑いも1度聞いたネタは覚えていて過去に聞いたネタなら絶対に笑わない奴等に違いない。
相手は凄まじく手ごわい。愛想笑いすらしないだろう。
手先が器用だとか暗記が得意だとか、未来ではそんな事は役に立たない。ほとんど全ての仕事はロボットが行い、人間はやる事が無くなってしまったからだ。
しかし人間にも唯一残されている武器がある。それは頭だ。独創的な事を考え、ロボットのように常に合理的に行動するわけではない。
ロボット達にはそれが面白い。 自分たちが持っていないモノを提供してくれるからだ。ロボットに娯楽を提供するために、人間が働く。
ある者は自分の武勇伝を語ったり、またある者は漫才をやってロボットを笑わせる。
今の時代にそんな職業は当然無いが、昔存在していなかった職業が今ある事を考えると、絶対に無いとは言い切れない。
ロボット相手に、人間がロボットダンスを見せ、ロボット達が笑う。
そんな未来も面白いかもしれない。