ランダムぽてとの配当生活

株式投資の配当金でセミリタイア生活しています。comipoで漫画も描いています。

サンクコストの向こう側にあるもの

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こんばんわ。皆さんはGWをどうお過ごしでしょうか。

今日は友人と一緒にゲームセンターへ行ってきました。

 

ゲームセンターの景品って、取れそうで取れないものが多いですねー(怒)

UFOキャッチャー系は100円玉がどんどん飲み込まれていきます。しかし、ゲームセンターは投資で重要な考え「サンクコスト」を学べる絶好の機会を与えてくれます。

 

 サンクコストとは何か

サンクコストは埋没費用とも呼ばれます。

事業や行動に投資したけれど、それが失敗に終わり、戻ってこない労力や資金の事を指します。

 

分かりにくいかもしれませんので、ゲームセンターを例にとって説明します。

 

 

世にも恐ろしいサンクコストの呪縛

今日ゲームセンターにて、ある家族がUFOキャッチャーに挑戦していました。

景品はUFOキャッチャーによくあるBIGサイズのお菓子。

 

お菓子の箱の先端をUFOキャッチャーの爪でちょっと押せばすぐに落ちそうな感じに見えるが、よくよく見ていると店員さんが箱の重心を後ろにして景品を取りにくくしていた。

 

そんな事を知らない家族がやってきて、取れそうだ!と100円を投入し、早速チャレンジ。しかし当然取れない。

 

この100円を投入した時から世にも恐ろしいサンクコストの呪縛が始まるのです。

 

100円玉を入れてしまったため、もう後には引けない。

今やめたら入れた100円は無駄になってしまうのだ。まぁもう100円入れて取れれば上出来かと、今度は少し位置を変えてプレイする。

 

しかし、また取れない。しまった・・・200円も無駄に使ってしまった。

ここでやめたら200円も無駄になってしまう。もう100円入れれば取れるかもしれない・・・・とやっているうちに更に傷口は広がっていく。

 

結局その家族は4回チャレンジして全て失敗し、あえなく撤退。400円は店側が回収した。400円も使って何も取れないならスーパーで400円分のお菓子を買ったほうが良かったなどと思っているかもしれない。

 

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この場合、このまま続けようが撤退しようが400円はもう返ってこない費用であり、これをサンクコスト(埋没費用)という。

 

 

サンクコストよ、さらばっ

ゲームセンターのUFOキャッチャーはこのサンクコストを上手く利用しており、ここでやめたら今までかけた労力、費用が無駄になってしまうという、プレイヤー側の心理を上手に利用している。

 

中には200円程度のお菓子をゲットするために1,000円以上を投入してしまう馬鹿な客も存在する(はい、昔の私でございます)

 

UFOキャッチャーは、時には早い時期に見切りをつけて撤退することが必要な場合もある。思っていたより難しいと思ったら100円、200円投入していても撤退する勇気が必要だ。

 

人は損をすると取り返してやろう!と思う気持ちが強くなるため、まんまと店側の策略にハマり店側の養分となっていく。パチンコがいい例だと思う。

 

友人は妖怪ウォッチのジバニャンのぬいぐるみに挑戦していたが、人気商品のためか設定が鬼だった。全く動かない。しかし200円投入しても撤退していた。

この早い時期に撤退するという行為はなかなか出来るものではない!流石だと思った。昔の私ならムキになって両替に行ってましたね、確実に。

 

ゲームセンターは自分の欲深い気持ちとの戦いです。

  • どの台に投資するか
  • いくらまでなら投資可能か
  • 撤退時期はいつにするか

 

たかがゲームセンター。しかし奥は深い。

株式投資は自分の気持ちがコントロール出来ないと100円、200円の損では済まないので、ゲームセンターは安くサンクコストを意識した自分の気持ちのコントロールの訓練をするには最適な場所かもしれません(笑)

 

皆さん、ハマりすぎないようにねっ!!

 

 

9割の人間は行動経済学のカモである ―非合理な心をつかみ、合理的に顧客を動かす

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