明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
年末に忘年会に参加してきたのですが、そこである男性からこんな面白い話題が出ました。
「株をやっている奴は楽して儲けていてズルい」
「投資家って奴は働いてないし、そんな奴はいらない」
というものです。
私は「そうだそうだ!許せない!」と怒鳴っている彼を焚きつけて反応を楽しんでいました。うふふ(^ω^)
さて、株式投資を1度でもやったことがある人ならわかると思いますが、この「楽して儲けてズルい」というのは、こいつ何言ってるんだ?という感じに聞こえると思います。
株で楽して儲けるのはズルいこと?
そもそもズルいという意味がわかりませんよね。
証券口座なんて無料で開設できるし、現在誰に対しても門戸は平等に開かれている状態です。
年収1,000万円以上の人しか株はやっちゃいけません。なんて制限は無いわけです。儲かっていて羨ましいならやればいいと思うのです。
次に、楽して儲けるという点も大きく間違っています。
「俺はデモトレードで20倍に資産を増やせた。天才じゃないだろうか」
ありがちなパターンです。
よくデモトレードをやった後に自信満々で本場の株式市場に乗り込んできて大きく賭けて全財産を失っていく人がいます。
デモトレードは売買の仕方を学ぶだけの単なるツールだと認識すべきです。
本当に自分の口座残高が増減する実際の取引ではデモのような大胆なトレードは恐怖で出来なくなります。デモならリセットしてまたやればいいですが、リアルな取引ではあなたが1年、5年と貯めた貯金が大きく外したら一瞬で溶けて無くなります。
私には株が楽に儲かるなんて思えません。
働いていない投資家は社会に不要?
怒鳴っていた彼はパソコンの前に座ってただクリックしているだけの投資家は働いていない社会に不要な存在と考えているようでした。
私からすると働き方の違いであって、売買で利益が出れば当然税金を払うので、彼らも立派に社会に貢献していると思います。不要な存在ではありません。(投資家というより投機家寄りかな)
どうしても投資家と聞くと、怒鳴っていた彼のようなイメージが強いのですが、投資家にはもう1つ大事な仕事があります。
それは必要なところに必要なだけ資金を回してあげるという大切な仕事。
大きく事業を拡大させたい時、また素晴らしいアイデアはあるけれど、資金不足ですぐに始められないという問題が世の中には沢山あります。投資家がいなかったら今では当たり前のように普及している製品、例えばスマホの普及も今よりずっと遅れていたと思います。
結局株は楽に儲かるの?
答えはNOです。
何事も楽に儲かるなんてありません。楽して儲かっていそうな仕事でさえ、その仕組みを作りだしたり、軌道に乗るまで大変な苦労があります。
傍目にはクリックして売買をしているだけの簡単そうな株式投資ですが、やっている当人からすれば貴方が想像も出来ないようなストレスを抱えています。明日の株価は下がるのだろうか、それとも上がるのだろうか・・・俺は明日どうしたらいいんだー。こんなことを毎日考えるようになってしまいます。
利益はストレスの我慢料という捉え方が良さそうです。
で、ですよね!?皆さん。