ランダムぽてとの配当生活

株式投資の配当金でセミリタイア生活しています。comipoで漫画も描いています。

株価暴落時にすること

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ども。ランダムぽてとです。

いくつかのブログで株価暴落やその時の心構えについての記事が出ていた。今日はその辺について自分の暴落に対する考え方を書こうと思う。

暴落は突然に

恋も暴落も突然やってくる。

いつ来るかわからない暴落。そこに人は恐怖する。

 

「暴落時は投資パフォーマンスを上げるチャンス」

 

ふむふむ、OKOK。

熱心に本を読み、セミナーに参加したりして、暴落の無い平常時には皆が暴落はチャンスだと分かっている。

 

しかし、いざ突然暴落が始まり自分の積み重ねてきた資産が毎日のように値下がりしていくと、不思議なもので恐怖がチャンスに打ち勝ってしまい、恐怖から逃れようとして大底で株を売ってしまったりするわけだ。

この精神状態に打ち勝たないと、投資成績を大きく上げることは出来ない。

さて、どうやってこの恐怖に打ち勝つか。

 

何故バーゲンで買わないの?

よく暴落はバーゲンセールに例えられるけれど、本当にそう。

  • ちょくちょくある暴落時にはバーゲン品は20%OFF。
  • 稀にある大暴落では40~50%OFF。
  • 更にレアな恐慌レベルになると80%OFFの出血大サービスのセールが始まる。

ブランド品とか衣料品がこんな感じのバーゲンやると、人は我先にと群がる。

 

「ちょっと、それ私が先にとったブラウスよ!返してちょうだい」

「何よ、私が先に取ったのよっ!」

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しかし、株式市場ではこれとは逆の事が起こる。これだけOFFになってもチャンスだと思って誰も買いに行かず、バーゲンが終わりかけていよいよ値上げが始まると、我先にとバーゲン会場に来るのである。不思議なものだ。

 

底が抜ける恐怖

自分の買った値段より下がるのが怖いから、底を確認してから買いに行くのがベストなのだ。ランダムぽてとってアホなの?

 

こう言われてしまうと私も困るのだが、そもそも底なんて後になってから、「あー、あの時が底だったのか」と分かるわけで、その時はもっと底があると信じて買わず、また株価が上げ始めても、一度最安値を見てしまっているから、またあの値段に下がってくるだろう。その時こそ買おうと待っている。

 

で、結局二度とその値段に落ちてくることは無くて、株価は上げ続けてしまい買えずにチャンスを逃すのだ。

 

安いと思って買ったのに、更に株価が下がり自分の資産が溶けていく。

このどうしようもなく怖い感覚の時こそがバーゲンセールの時なのだ。この時こそ、底が抜けようが何しようが、自分の本能が「怖い、今は買うな」と絶叫するのに逆らって買いまくる時なのだ。

 

暴落が起こったらすること

暴落時の投資は長期的に見て大きな成果につながる事が多い。
しかし、この時に買う資金が無いと話にならない。自分は割と余力を残さずフルインベストしている状態なので、常に金欠である。

 

そこで、どうするか。

 

借り入れである。

 

怖い人は止めておいた方が良い。

私も流石に銀行や街金で借り入れるのは返済の面で怖い。金利も高い。そこで信用のおける友人や家族から借りる。もし私が月の給料から生活費を除いた残りがあるようなら、このような交渉をしてみる。

 

「100万円貸して欲しい。月3万円づつ返すから。元本保証で返済期間は3年で利子は3万つける。」

 

100万円借りて3年後に103万の返済である。借用書もきちんと書く。信頼してると言われても口約束はダメ。書面に残す。

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元本保証なので最悪返せない事態になったら自分の手持ちの株を売るしかないが。この交渉により、もし2人から借りる事が出来ればチャンスが来た時に手持ちの余力が無くても200万が生まれる。

 

2人から借りた場合、月の返済額は大体6万位である。

返済は購入した株の配当や月の給料の残りで払っていけばいい。返済期間の3年を5年などにすればもっと楽に返済が出来る。200万が生み出す配当は3%だとしても年間で6万円程。1年後には配当だけで利子分は払えてしまう計算だ。のんびり返済していけばいい。

 

重要な事は、20XX年は何%の確率で株が暴落する・しないなど考えずに、予め暴落したらどの銘柄を買うかを決めておき、資金面でチャンスに対応し、安値で買って長期パフォーマンスを良くすることを考える。

 

別にいつ暴落したっていいのだ。やる事は決めてあるんだから。

注意したいのは、投資先の企業が倒産してしまう事である。暴落時の投資先には特に注意を払い、リーマンショックでも業績が安定していて減配なども無かった企業を選ぶとリスクが多少軽減される。

 

というわけで、株価暴落時にする事は、

  1. 普段から信用を失うような行いはしない(暴落以前の問題)
  2. 資金調達先と返済計画を考える
  3. 暴落はバーゲンセールと考える
  4. 株価が落ちていくのは当たり前なので気にしない
  5. 優良企業なのにどう考えても株価が割安だと思ったら迷わず買う
  6. 貸してくれた人の信用を失わないよう、毎月無理のない範囲で返済を行っていく
  7. 貸してくれた人にはお礼をきちんとする

いくらチャンスとはいえ、欲張って無理な借り入れをすると自分が破綻する。恐慌時には自分が仕事を失うかもしれないので、そういったリスクも考えた範囲ですると良い。

 

こう書いても精神的に無理な人は無理だし、やれる人はやれる。
お金を失う事に対して過度に心配しすぎる人はやらない方が良いと思うし、やるべきではない。

続編

random-potato.hatenablog.com

 

 

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