ランダムぽてとの配当生活

株式投資の配当金でセミリタイア生活しています。comipoで漫画も描いています。

人間関係で悩まなくなる考え方

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先日、退職した会社の同僚からお誘いを受け、ご飯を食べに行ってきました。
私は繁忙期での退職となったため、恨まれてないかな?と内心ドキドキしていましたが、以前と変わらず親しく接してくれました。
退職後も良い関係を保っていられる事はありがたいことです。

 

何でも相談したくなってしまう人を目指す

他人と良い関係をゼロから築くのは結構大変なことです。
実際、職場や学校などで多くの人が人間関係に悩んでいます。

私は職場で仕事を指導する立場にいたので、人に効率よく動いてもらわなければなりませんでした。しかし、人は私の思うようには動いてくれません。

だからと言って、恐怖政治やパワハラのように怒鳴って机をドンッとやって人を動かすようなことはしたくありません。

 

そこで、私が心がけたのは安心して相談できる人になろうとしたことです。
これには理由があるんです。

相手に安心感を与えることで人は自然に動き出す

マズローの欲求5段階説をご存知でしょうか?
アメリカの心理学者アブラハム・マズローによって提唱されたもので、人間の欲求は5段階に分けられるというものです。

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ピラミッドの下から上へと人間の欲求段階は上がっていきます。
最初に来るのは生理的欲求です。これは生命の維持に直結する欲求で、食べる、寝るという人が生きていくうえで必要な欲求になります。

 

次に来るのは安全欲求です。これは住む家があって、外敵から身を守りたいといった、自分の身の安全を確保したいという欲求です。身を守るというのは物理的な攻撃に限らず、精神的な攻撃も含めます。怒鳴られたり脅されたりしたら身の危険を感じますよね。

 

更に上にも欲求がありますが、他人と良い関係を築くためには、まず相手の安全欲求を満たしてあげる必要があります。

 

私が実際にやっていたことは次のようなことです。

  • 相手が話しだしたら最後まで目を見てしっかり聞く
  • 間違ったことを言っていても否定せず、まずは受け止める(受け入れるではない)
  • 怒鳴らない、怒らない
  • 褒める、ありがとうを言う

こうすると「この人は私の安全を脅かさない人だ」という安心感が相手に生まれます。
結果として、相手は安心して言いたいことが言えて、同時に私の言うことも聞いて動いてくれるようになります。

とにかく何を相談しても怒らないので、バレたら怒られるから黙っていようとか、どうしようも無くなってから失敗を告白されるという最悪の事態が減ります。相談してOKが出たら積極的に動いてくれるようになります。

 

注意したいのは信頼関係というのは築くのは時間がかかり、壊れる時は一瞬だということです。感情が高ぶって何か強く言ってしまいそうな時ほど冷静になり、一呼吸置きましょう。それを言って私に何かメリットがあるのかと。

「沈黙は金なり」です。

 

感情的になっている人には一度心の中に溜まっている感情を吐き出させないといけません。相手のペースに合わせてこちらも熱くなってはダメです。静かにウンウンと頷いて聞きましょう。出し切らせて空っぽになってからでないと、こちらからのアドバイスは相手に届きません。


またその時はダメでも、時間が経ってから「さっきはスミマセンでした」と謝ってきてくれることがよくあります。

 

中には変わらない人もいますが、それはそれでしょうがないです。そんな人もいます。
ただ、このような考え方に切り替え、行動することで自然と自分の周りには協力してくれる人が集まってきてくれます。

 

職場や生活する環境が変わると付き合う人も変わります。
人間関係は流動的なものですが、同じコミュニティに所属している間くらいは良い関係でいたいものです。

 

ではでは。 

心理学の本が好きでよく読むのですが、この古庄さんの著書「心屋流 戦わないで生きていく」は心に響くものがあります。

自身が社会で必要とされていないのではないかという辛い経験、その時の感情を赤裸々に告白しています。人間関係や仕事に疲れたときに読むと何故かホッとする1冊です。私はケチなので図書館で借りて読んだのですが(笑)、1冊買って手元に置いておくのも悪くないなと思っています。

心屋流 戦わないで生きていく

心屋流 戦わないで生きていく

  • 作者:古庄 由佳
  • 発売日: 2016/10/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

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