ランダムぽてとの配当生活

株式投資の配当金でセミリタイア生活しています。comipoで漫画も描いています。

S&P500 セクター別リターントップはどこ?

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ども。ランダムぽてとです。

昨日運用成績の記事を書いたのですが、よく考えたら4/1ってエイプリルフールではないか!忘れてたとは言え、そんな日に運用成績の記事を出してしまうとは・・・。

 

何となくですが、最近アメリカ株が注目されてきた気がします。
嬉しい反面、あまり買われると株価が上がるので知られたくないという葛藤を抱えています(笑)

 

今日はS&P500のセクター別リターンの紹介と、そのトップセクターについて思っている事を書いていきます。

 

S&Pセクター別のリターン1位は?

私が赤本としてたまに読み返している投資本に「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」という本があるんですが、これには1957年~2003年までの各セクターの市場シェアとリターンが載っています。

 

セクター市場シェアの拡大(縮小)実質セクター・リターン
ヘルスケア 12.14% 14.19%
生活必需品 5.23% 13.36%
情報技術 14.71% 11.39%
エネルギー -15.68% 11.32%
一般消費財 -3.28% 11.09%
金融 19.87% 10.58%
資本財 -1.13% 10.22%
電気通信 -4.00% 9.63%
公益事業 -4.81% 9.52%
素材 -23.06% 8.18%
S&P500平均 0.00% 10.85%

(株式投資の未来より転記)

 

なお、本では不動産セクターは除外されています。

これを見ると、S&P500のセクター別の実質リターン上位は次のようになっています。

  • 1位:ヘルスケア、
  • 2位:生活必需品
  • 3位:情報技術

市場シェアの拡大という点では、金融、情報技術、ヘルスケアといったセクターの拡大が大きいのですが、実質セクター・リターンを見ると市場シェアの拡大が5.23%であったにも関わらず、生活必需品セクターがリターン2位となっているのは興味深いデータです。

 

過去から分かる事は、ヘルスケアセクターに投資することが一番良いリターンを投資家にもたらしてくれたという事です。

 

ヘルスケアセクターのどこに焦点を当てるか

ヘルスケアに関連する製品群

さて、単にヘルスケアと言っても医薬品、バイオ医療、医療機器と多くの分野があり、投資対象の企業を選ぶのに迷います。

そこで、それぞれの分野の特徴を考えてみることにします。

 

医薬品に関して

新薬が当たれば会社の業績に大きく貢献するのですが、特許切れや巨額の開発研究費の問題がある事に加え、訴訟問題のリスクを抱えています。また後発薬であるジェネリック医薬品の普及率は年々高まる傾向にあり、アメリカ、イギリス、ドイツなどの医療先進国では70%を超えています。このため、特許切れの新薬比率が高い企業ほど苦戦を強いられる展開になりそうです。

 

バイオ医療に関して

私の中では医薬品同様に、将来を予測するのが難しい分野です。バイオ医療には抗体医薬や再生医療、ペプチド医薬などがありますが、投資のリターンとしてはビッグドリームが望めるものの、将来予測がとにかく難しいです。注目している日本国内のベンチャーだとペプチドリーム(4587)があり、同社は世界の製薬大手と提携しています。

 

医療機器の分野に関して

この分野は大分イメージしやすいです。
CTスキャン(体の輪切り画像を見れるやつ)やペースメーカー、メス、ハサミ、縫合糸、ガーゼといった機械、器具があります。ただ、この分野には多くの中小企業も参入しています。これらの製品は検査や手術時には必需品となります。

 

医療機器分野への投資

さて、この中で選ぶとしたら私は医療機器の分野が良いと思っています。
何故かと言うと、対象とする製品の変化が医薬品やバイオ医療と比較して緩やかだと思っているからです。長期で稼いでくれる製品が多いという事。

 

CTやMRI、超音波装置など、医療機械の分野で世界的に強い企業としては、

  • GEヘルスケア(アメリカ)
  • フィリップス(オランダ)
  • シーメンスヘルスケア(ドイツ)

などがあります。

またペースメーカーや手術器具などの器具の分野で有名な企業は

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン(アメリカ)
  • ボストン・サイエンティフィック(アメリカ)
  • メドトロニック(アイルランド)

があります。
私が個別株として保有しているのはこの中ではジョンソン・エンド・ジョンソンのみです。同社は医薬品やバイオ医療事業も行っています。

 

人類は医療の発達と共に長生きするようになり、こういった企業のお世話になる事が今後も増えていくと予想されます。

 

個別株で選ぶのが難しい場合にはETFを購入するという手もあります。

経費率の安いバンガードからはバンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(ティッカー:VHT)が出ていますね。分配利回りは1.37%と低いですが・・・。

 

私はヘルスケアセクターには強気でいます。今後も同セクターには投資継続です。

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明日4月3日は入社式のところ多いのでしょうかね。ファイト!

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