ども。ランダムぽてとです。
株価チェックをしていたところ、ユニリーバとクラフト・ハインツの株価に大きな動きがありました。どちらも急騰しているのです。
何があったのだろうと調べると、どうやらクラフト・ハインツ側がユニリーバに対して買収提案を行ったようです。
Bloombergによると、
米食品メーカーのクラフト・ハインツは17日、英蘭系のユニリーバに1430億ドル(約16兆円)での買収を提案し、拒否されたことを明らかにした。同提案は1株当たり50ドル。3分の2が現金、残る3分の1は新株によるものだった。
ユニリーバは同提案について、同社を「根本的に過小評価している」とし、一段の協議を続ける根拠は見当たらないと付け加えた。クラフトは買収条件に関する合意獲得を目指すと表明している。
とのこと。
ユニリーバ側が買収を拒否したようです。
今後クラフト側がどういった条件をを出してくるか注目ですね。
ユニリーバの紹介
さて、ここでユニリーバの紹介です。
ユニリーバはオランダとイギリスに本拠を置く多国籍企業で、パーソナルケア用品、ホームケア用品、食品などの製造・販売の大手です。
ユニリーバと聞くと馴染みがないかもしれませんが、私たちの身の回りではユニリーバ製品を至る所で発見することが出来ます。
いくつかブランドを紹介します。
ホームケア用品としては
キッチン用洗剤の「ジフ」
トイレ用洗剤の「ドメスト」
など。
パーソナルケア用品には
男性化粧品のフレグランスボディスプレー「AXE」
ヘアケア用品の「ダヴ」や「モッズ・ヘア」「LUX」
などがあります。
ユニリーバの業績と株主還元
業績に関しては特に心配する点はなさそう。
(ソース:モーニングスターより)
株主還元に関して
(ソース:モーニングスターより)
増配中。配当性向が徐々に高くなってきている。少し気に掛ける必要がありそう。
私がユニリーバを気に入り、投資している理由は次の2点です。
- 生活必需品セクターであること。業績が安定している
- 低所得者層に対するビジネス戦略をとっている(インドやフィリピン)
1番はまーそうか、という感じです。
2番に関しては新興国に対する業績悪化見通しがあった場合には厳しいのですが、今後大きく伸びていくであろうと思っています。種蒔きですね。
続編
クラフト・ハインツとユニリーバ。今後も注目ですね!
ユニリーバのBOPビジネスに期待しています。(Base of the Economic Pyramid)
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