こんにちわ。
最近の日経平均株価はいくら日本企業の業績が上向いてきたとは言っても上げ過ぎだと思うのですが、皆さんはどう思いますか?
連日高値更新をしていく株価
今が最高値と思って手放しても翌日からどんどん上がっていって
「あ~売らずにとっておけば良かった」
と思っている方も多いのではないでしょうか。
確かに”10何年ぶりの高値”などとニュースで報道していると今が売りどきかな。という気持ちも分かります。
私はガッチリホールドを決め込んでいるので上がろうが下がろうが別にどうでも良いのですが、株を売ってしまった人に聞きたい。
「株を売って円に買えてどうするの」
そう言うと「まだまだ安い会社を探す」とか、「儲かったから貯金しておく」という答えが返って来ます。
気持ちは分かります。
しかし、政府がインフレ政策を掲げ、NISA(投資に対して無税特権を与える制度)を開設し、「貯蓄から投資へ」という事を訴え続けるいる現状でいくら株価が上がり過ぎだと思っても、私は株を売ってしまうのはどうかなと正直思っています。
貯金すると言っても金利なんて1%もつかない現状では株で持っていたほうが良いように思うのですが、日本人は投資より貯蓄好きなんでしょうか。
とあるオンラインゲームで学んだこと
数年前、オンラインゲームをやっていた時期がありました。
RPG(ロールプレイングゲーム)の類でして、キャラクターのレベルを上げて敵を倒す感じのゲームです。
強い敵を倒し、レアアイテムをゲットして高い値段で他のキャラクターに売っては持ち金を増やしてほくそ笑んでいました(笑)
ところが、ある日事件が起きたのです。
とある街で売っているアイテムを別の街のアイテム屋に売ると儲かってしまうバグが発見されました。
ただ店で買い物をして数秒で行ける他の街の店に売るのを繰り返すだけで儲かってしまうわけですから、そのゲーム世界でのお金の価値は0に等しくなりました。
さぁ大変です。そのバグが発見されてからそのゲームの世界では物々交換しか成り立たなくなりました。現金を持っていても相手が受け取ってくれないのです。
私が持っていたお金は当然価値が無くなり、私が売ってしまったレアアイテムなんてどんなにお金を積んでも買い戻すことは出来ませんでした。
そのオンラインゲームにはかなりの時間を費やして、一時期は無駄な時間を過ごした・・・なんて後悔した事もありましたが、色々と学ぶ事もありました。
オンラインゲームと現実世界
資産を現金だけで持っているとヤバイと感じたのはもちろんそのゲームのお陰で学べた事ですが、現実世界にも共通する点はあります。
私は「数が限定されているレアアイテム=株式」だと思っています。
日本円の信用は現在はありますが、1,000兆円ある日本の借金を返済出来るとは思っていません。
いくらでも刷る事が可能な円に替えて持っているのと、発行株数が有限の世界に根を張った優良企業の株とどちらを持っていたいか。
円がこの先暴落し、想像を超える円安が来たら円の価値は無くなっていってしまいます。資産を全て現金で持っているというのは私はリスクだと思います。
感じ方は人それぞれでしょうが、リスクは分散しておきたいと思っています。
- 作者: 小黒一正
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
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