15日にスイス中銀がフランの上限設定を中止したことから、フランが急上昇しましたね。各地で追証が発生しているようです。
追証(追加保証金)とは一言でいうと追加で入金しないといけない保証金の事です。
信用取引など、レバレッジをかけた取引で発生します。
(スイスフラン/円チャート:ヤフーファイナンスより引用)
ちなみにFXの通貨ペアの見方ですが、
米ドル/円ならUSD/JPYという表記になっています。
(ヤフーファイナンスより引用)
通貨ペアの左側の通貨(ここではUSDの事)を取引通貨と言います。
売買する通貨基準となります。
右側の通貨は決済通貨(ここではJPYの事)と言います。
- 取引通貨の購入代金
- 取引の差損益
- スワップ損益の受渡し
この場合だとUSDが左側にあるので、Bid(売値)が私がドルを売ることが出来るレートで、Ask(買値)が私がドルを買うことが出来るレートになります。決済は右側がJPYなので日本円になります。
このニュースを見ていて思ったことは、「やはりFXは怖い!!」という事。
信用取引などのレバレッジをかけた取引は儲けも損もすさまじいものがあるのですが、市場にちょっとしたノイズが発生しただけでコツコツと積み上げてきた資産が吹き飛ぶ可能性があります。
ロスカットや逆指値といった、損失を抑えるトリガーをかけても、こういった有事相場だと設定した数値で働かない事があるため、大損に繋がる事があります。
私は現物のみの取引のため、資産増加のスピードは信用などをやっている方に比べると遥かに遅いとは思いますが、逆に資産減少のスピードも遅いわけで、減らさない事に重点を置いた投資を心がけています。
大きなポジションを抱えると、それが原因で次のような不安に苛まれる事になります。
- 仕事をしていても、為替や株価の動きが気になって仕事にならない
- 寝ている間も為替相場は動いているため、自分のポジションがどうなっているか不安で眠れない
こんな投資なら辞めた方がいいです。やらない方がいい。そんなに辛い思いまでしてやらなくていいと思う。
こんな方には参考になるかわかりませんが、以下のように投資のイメージを変える事で人生が豊かになるかもしれません。私はこんな感じのイメージで投資を行っています。
ランダムぽてと牧場にて
とある山奥にある「ランダムぽてと牧場」では牛や鶏がほそぼそ飼育されています。
牧場を始めて間もないため、牛や鶏の数は少なく、そのため取れる牛乳や卵も微々たるものです。
ある時、隣村の男爵ポテトさんがやって来て「銀行から借金して大規模にやった方が儲かる。お前は馬鹿だなー」などと余計なアドバイスをしていきました。
しかし牧場主のランダムぽてとさんは借金はせずに、自分の稼ぎの中から牛や鶏を購入し、コツコツと増やしていきます。
数年後、以前と比べると飼育数が大分増えてきました。当然牛乳や卵は以前より多くとれるようになりました。そして、飼っていた牛や鶏が子供を生み、その子供も同様に牛乳や卵を生産してくれるようになりました。
ここでまた隣村の男爵ポテトさんが来て余計なアドバイスをくれます。「最近、牛や鶏の市場価格が上がってきた(又は下がってきた)。お前も早いとこ売って処分したほうがいい」
ランダムぽてとさんは男爵ポテトさんの言う事に耳を貸しません。
何故市場価格が上下した事を理由に牛や鶏を売るのかが理解出来ないからです。
健康で丈夫な牛や鶏なら所持している事で動物達が牛乳や卵を生産してくれると考えているからです。
価格が下がってきたら病気や怪我をしていない健康な牛や鶏を選んでは買って来ているうちに更に牧場は大きくなり、飼育数も増え、以前生まれた子供からまた子供が生まれてきて、その子供達もまた牛乳や卵を生産してくれるようになりました。
数十年後、ランダムぽてと牧場は村一番の大きな牧場となり、牧場主のランダムぽてとさんは海外旅行へ行ったり、平日の昼間から読書をしたりと、のんびり余生を過ごしていました。
と、頭ではこんな感じのイメージで投資を行っています。
動物の部分を株などに置き変え、牛乳・卵の部分を配当金などに置き換えるとイメージしやすいですかね。
しがないサラリーマンなので予算に限りがあります。買いっ放しの投資方法なので暴落は当然資産価値が下がりますが、安く買えるので大歓迎といったところです。
牛や鶏を増やしていくイメージでゆっくりと増やしていきましょう~。
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