ども。ランダムぽてとです。
昨日の記事について色んなコメントがあり、考え方は人それぞれなのだと改めて実感しました。
やはり多くの人は投資と借金に関してあまり良くは思っていないようです。
良い借金と悪い借金
まず、大前提として借金は返済の義務があります。当たり前の話です。踏み倒しなど許されるわけがありません。その点を考慮すると、
- 良い借金=返済可能
- 悪い借金=返済不可能
と言えるでしょう。
借金は無いお金を作り出すものであり、私たちの生活の中でも身近に存在しています。
- 自動車をローンで買う
- 家をローンで買う
- 学校に行って学ぶために奨学金を借りる
これからは借金を抱える代わりに、自動車や家を持つことが出来ます。また学校で知識を習得し、良い会社に就職するチャンスを生みます。
男は家を買ってローンをコツコツ返していくものだ。なんて言われた人もいるでしょう。別に借金をするのは普通ですし、奨学金を借りた事であいつは借金持ちだ、とんでもない奴だとは言われませんよね。
ところがこれと対照的にこんな理由の借金もあります。
- 競馬やパチンコで遊ぶ
- ブランド品や洋服を買う
- 生活費を支払う
これらは何も生み出しません。使ってしまって終わり。返済の見込みがありません。
借金にも種類があるのです。
借金と金利差の関係
さて、ここから投資の話に戻ります。
まず借金と金利差の関係に触れておきたいと思います。借金をして金利差で儲けると聞いたとき、何を思い浮かべるでしょうか?
やっぱりFX取引でしょうか?
しかし、私はFX取引はオススメしません。為替は自分の意志で動かせるものではないからです。借金をしてまでやるのは流石に私からみても狂気の沙汰です。
しかし、この金利差で儲けることは、生活の中に普通に存在しています。
例を挙げてみます。
- 私たちが銀行にお金を預けると、少ないですが利子がつきます。
- 銀行は私たちに払う利率よりも高い利率で企業に資金を貸し出します。
- そして企業は銀行から借りた利率よりも高い利益率を稼げる本業で稼ごうとします。
金利差を使って稼ぐのは、このようにごく普通のことなのです。なので株価が大暴落してチャンスが転がっている状況において借入を行い、その借入に対して支払う利率よりも高い運用が望めるのであれば借金もOKだと思うんですよね。
もちろん借入の際には法的効力を持った借用書は書くべきだし、担保もつけるべきです。返済も滞りなくする必要があります。なので返済計画もカツカツでなく、余裕を持ったものにする必要がありますね。
株は借金をしてやったほうがいいの?
結論から言うと、チャンスだからと言って無理な借り入れをしてまでやるものではありません。というか、やるな。
毎月の給料から生活費を引いた残りが、返済額を余裕で上回っていればチャンスの時には借入をしてやってもいいとは思います。借りた資金を何に使うのかという対象が違うだけであって、家や車のローンを返すのと基本的に同じです。
黒字倒産というものがありますが、あれは会計上の利益と実際にあるお金が違うため起こるものです。(ツケで売った場合、売上はたったけど支払いは先になっているため、手元にお金が無いイメージ)
なので、自分のキャッシュフローを十分理解した上で大丈夫だと思ったらやればいいと思うんですよね。20%位の暴落は度々起きますが、50%や80%の下落となる大暴落、恐慌が起こるのは稀です。それは一生のうちに数回あるかどうかでしょう。
大暴落が来るまでひたすらキャッシュを積み上げて今か今かと待っているのも良いですが、私は必要な時に必要なだけ調達して、チャンスに対応するという考え方です。
そして良い投資が出来たと思ったら頻繁に売買せず、ひたすら持ち続け、無理のない範囲で月の返済をしながらのんびり待っていれば優良株ならそのうち上昇してきます。
「あの時、買っておけばよかったなー」なんてセリフを耳にするたび、そう思います。
投資ではなく投機を行う人が多すぎるせいで、投資に対する借金に対して悪いイメージが強すぎです。悲しいです。
4コマ書きました。
借りた以上は自分が損を出したとしても、きちんと返済することが大切です。