個人投資家には主に2種類のタイプがいる。
売却益を重視、もしくは優待や配当を重視するタイプだ。
自分は両方のタイプを試し、現在は配当重視のタイプに落ち着いている。
投資対象は生活必需品や通信、電力、物流といった人間が生きていくうえでどうしても支払いが避けては通れない分野へ投資している。
何だかんだで、企業の利益の源泉は家庭の支出配分で決まると言っていい。
私達は限られたサイフの中身から食費、交通費、衣服、趣味、保険、電気水道などへの支出配分を考える。
今月は厳しいとなれば、真っ先に削られてしまう費用があるだろう。
世の中全体がそうなると企業の利益はガクッと落ちる。
しかし、想像してみて欲しい。
今月は厳しいから家計費のどこを削ろうかと考えた時に、どうしても最後まで削れずに残ってしまう費用があるだろう。
そこだよ、そこ。
所謂ディフェンシブ銘柄というやつである。
そこに投資しておけば、まず大きく間違えることはないだろう。
必ず支払いが行われるんだから。
人々の支払いによって生み出された利益は株主に分配され、株主はその配当で再投資を行う。ただその繰り返しをするだけでお金は自動的に増えていく。
理屈としては簡単なのだが、実践している人は多くはいない。
何故なら時間がかかりすぎるからだ。
ゆっくりお金持ちになりたいと考える人は少ない。
皆、一刻も早くお金持ちになろうとする。
だから失敗者が後をたたない。
安定配当をもらいつつ、ゆっくり着実に進むのも悪くはないものだよ。
