セミリタイアしてからというもの、本は週に5冊は読むようにしている。
昔は金融系の本をよく読んでいたのだが、今は目次だけ眺めてすぐ閉じてしまうことが多くなった。
どれも読んだことがあるような似た内容で、果たして本を読む前と読んだ後の自分に変化があるだろうかと考えた時に、恐らくないだろうと判断して読まないのだ。なので、なるべく金融とはジャンルが異なる本を読むようにしている。
それでもたまには当たりの本に出合うわけで、先日「大富豪のお金の教え」という本を読んだ。これは書店に積んである「FIREする方法」とか、「〇年で〇円貯めた節約術」のような類の本ではない。
書いてあるのは次の事だ。
- こうして私は大富豪になった。
- そして自分の子供にこのような教育している。
大富豪となった彼らには共通の悩みがある。
それは、子供たちが親の財産を当てにして真面目に働かなかったり、堕落してしまうのではないかといった不安を抱えているという事だ。
こうして大富豪になった系の本はよくあるのだが、本書のポイントは、莫大な富のせいで子供が堕落してしまわないよう、どうやって子供にお金の教育をしたのか?という、他の本でははなかなかお目にかかれない内容が書いてあるのだ。
登場人物
ビルゲイツ
ロックフェラー家
ジャン・ポール・ゲティ
ウォーレン・バフェット
アーノルド・シュワルツェネッガー
ジャック・ウェルチ
ウォルトン家
李嘉誠
イ・ゴンヒ
J・Kローリング
上記の豪華メンバーが登場し、親から子への金科玉条の教育方法が書き記されている。
世の中には苦労して築いた財産も、子の世代、孫の世代で消滅してしまうケースが多い。しかし一方で、代を継いでも財産を維持していく人もいる。
この違いはどこからくるのだろうか?
それは、富を築くまでの努力、そして富に対する正しい姿勢をどう子供に伝えたかという事なのだ。
さて、続きは是非本書で楽しんでもらいたい。
いやーこれね、最近読んだ中ではかなり当たりの部類です。
自分はロックフェラー2世のお小遣い大作戦がお気に入りです。というか、自分の家もロックフェラー家と一緒の小遣い方針だった事に驚きました。
母親に聞いたら、「あんたはちゃんと書いてたわねー」だと。
なるほど・・・それで今の自分があるのか・・・。
わかりみが深い。