ランダムぽてとの配当生活

株式投資の配当金でセミリタイア生活しています。comipoで漫画も描いています。

雇用統計が信じられません

 

ういーっす。お疲れさんです。

日経平均の先物が更に上昇し、39,500に迫る勢いです。
景気が良さそうな雰囲気ですが…。

 

最近、自分が気になっていることがあるので備忘録として残しておきます。

 

アメリカの雇用統計について

 アメリカが好調すぎるので、本当なのか? と調べていたら、雇用統計について指摘している人の記事を見かけました。どうやら雇用統計の非農業部門雇用者数は複数の仕事のかけもちは複数の雇用者としてカウントされるようだ。
 じゃあ今、数字が良く出ているのって……。

 

米雇用統計は「事業所調査」と「家計調査」、2つの調査から成り立っています。
非農業部門雇用者数、平均時給、平均労働時間は「事業所調査」から出てきます。
事業所調査のNFPは、当該月に支払われた給料の数をカウントします。
したがって、複数の仕事を掛け持ちして、12日分を含む給料を複数もらう人は複数の雇用者としてカウントされます。
(参考:マネースクエアの記事より)

 

 実際、あの国はコロナの時に大判振る舞いした結果、インフレを招きました。
そこで今度は金利を上げてそれを抑え込もうとしています。
 あの頃を振り返ってみると、FIREが流行り出した時期でもあり、アメリカはFIREで働かない人が増えたと聞いています。

 

 あくまで私の想像ですが、株高でFIREして働かない人が増え、その欠員分を生活に困っている人が仕事を掛け持ちして経済が何とか回っている感じを受けます。
 そうは言っても頭数には限りがあり、一人が5個も10個も仕事の掛け持ちは出来ないので、集めようとした結果として時給が上がっている感じですかね。

 

失業率に関しても、現在は3.7%という低い発表があったが、州単位で見ると全米50州の8割以上の州で失業率は上昇している模様。8割以上の州で失業率が増加しているのに、残りの州だけで失業を補っているような状況は事実として受け入れがたい。
特に人口の多い3つの州の失業率は、カリフォルニアで5.1%、ニューヨーク4.5%、テキサス4.0%で、3州ともその率は更に上昇している。 
(米資産運用会社ダブルライン・キャピタル-ジェフリー・ガンドラック氏のインタビュー記事より)

 

 何か嫌な予感しかしません。

 マイクロソフトやアマゾンといった米国のテック企業でもレイオフの波がまた起きているし、米金融大手シティグループも従業員の10%にあたる2万人を削減すると発表しています。レイオフはテクノロジー分野以外でも増加しています。

 

 思うに、失業率が増加しないってことは仕事を辞める人が少ないということ。
経済的余裕があり、転職も引く手あまた、未来も明るいなら「こんな会社いつでも辞めてやるぜwwww」と、退職届を上司に叩きつけて会社を辞めるわけですが、今のアメリカの労働者はそれができない状態にあるのではないかと。
 将来不安から仕事にしがみついている。そんな感じを受けます。

 何だかそろそろ景気後退の足音が聞こえてきそうです。

 ではでは。

 

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